何処にでもある話 ひとしきり降り 雨は止んで
素朴な悔いは頬の赤色を空へ 寂しさも忘れた
そして時は流れ 賢くなって 晴れた空はぎこちなく見えて
僕は気づき始めてた 響きの消えゆくを
青白い霧雨の朝 見過ごしてきた安らぎの
言葉だけを信じれば 悲しみも喜びも増えたのに
ああ間に合えば ああ間に合えば 少し話せたなら 笑えたなら ああ
ああ間に合えば ああ間に合えば 最後に少しだけ
そこに行けば何か解る気がした
そんな真っ赤な季節の想いが僕をやっと独りにした 轍を辿ってみた
季節巡って記憶を越えて今日と明日 よそよそしい日々を
過ごすだけ 白い朝 同じ夢 人恋しさが導べ
言葉だけを信じれば 悲しみも喜びも増えたのに
ああ間に合えば ああ間に合えば 少し話せたなら 笑えたなら ああ
ああ間に合えば ああ間に合えば 最後に少しだけ