作詞:秋元康
作曲:古川貴浩
君が腕に抱えてた
紙袋が破れて
ラ・フランスが転がった
ふいのサヨナラなんて
心の端っこから落ちた
予測できないハプニング
一部始終を眺めてた
道のこっちで
冷静すぎたことがだめだったんだ
もっと感情的に僕が走れたら
そう バスの時間に
間に合った
やさしさとは
何なんだろう?
君に駆け寄る速さか
それとも落ちた涙を
一緒に拾うことか
愛の意味とその価値を
僕は考えたけど
答えが見つからなくて
ただ歩くしかなかった
だけど君は淡々と
アスファルトにしゃがんで
ラ・フランスを集めてた
取り返しのつかない
失敗してしまったように
まわりのみんなは憐(あわ)れんだ
急に相談されたって
相づち打って
話を聞くくらいで逃げてただろう
愛を客観的に語ることなんて
そう 今の僕には
できやしない
やさしさとは
何なんだろう?
君を慰めることか
あるいは涙の理由(わけ)を
何も聞かないことか
今さらどうすればいいか
誰か教えてくれよ
正しい答えじゃなくて
今 信じられることを
声を掛けないまま
君を見送るだけ
その方が僕らはしあわせなんだ
小さな後悔で
時が過ぎて行くのならば
思い出すのはやめにして
孤独を選ぼう
やさしさとは
何なんだろう?
君に駆け寄る速さか
それとも落ちた涙を
一緒に拾うことか
愛の意味とその価値を
僕は考えたけど
答えが見つからなくて
ただ歩くしかなかった
やさしさとは
何なんだろう?
君を慰めることか
あるいは涙の理由(わけ)を
何も聞かないことか
今さらどうすればいいか
誰か教えてくれよ
正しい答えじゃなくて
今 信じられることを