握り潰せそうな小鳥を
見つめて想いを馳せるは
邪な妄想の中で 笑う笑う笑う あなたよ
今、誰に眼差しを注ぐの?
今、誰に体温教えるの?
こんなに醜いあたしが
向かう術など
あたしは。
あなたの為に歌を唄おう。
あたしの声だけを聴いて。求めて。
消え入りそうな鈴虫の音
それさえ虫唾が走る程
邪な妄想の中で 嘆く嘆く嘆く あたしよ
今、誰が眼差しを送るの?
今、誰が体温与えるの?
こんなに醜いあたしが
持てる術など
あたしは。
あなたの為に歌を唄おう。
あたしの言葉だけ聴いて。震えて。
刻一刻と変わる月の位置を
眺めて身を焦がし、悶えるの
こんなに醜いあたしが
耐えうる術など
あたしは。
あなたの為に歌を唄おう。
あたしの声だけを求めて。
あなたの為に歌を唄おう。
あたしの言葉だけ聴いて。震えて。
おわり