駆け出した砂漠の中で
マッチの焦げる匂いがした
「そうだ今日は幻が見える」
「そうだ今日は幻が見える」
インド象 アントワープの婦人
高価なドレス引き摺って
「今晩は」鳴らすステッキには
僕の孤独は見えてない
夜のサーカスが闇に浮かぶ
死神が座り込み黙ってる
夜のサーカスが妖しく誘う
砂の中迷い込めば最後だ
燃え盛る火の輪 猛獣とマジシャン
手を叩けば 鳴り出すギター
駆け出した砂漠の中で
マッチの焦げる匂いがした
「そうだ今日は幻が見える」
「そうだ今日は幻が見える」
サーカスが闇に浮かぶ
死神が手招いて笑ってる
夜のサーカスが妖しく誘う
幻に迷い込めば最後だ
夜のサーカスが闇に浮かぶ
人々が寝静まり黙っている頃に
サーカスが揺れる 揺れる
砂の中一人きり迷ってる