作詞:秋元康
作曲:渡辺拓也
水の中では
沈黙だけが
すべてなんだと
思っていました
どんな光も
辿り着けずに
深い暗闇が
底にありました
そんな閉ざされた世界でも
愛のうたを歌いたい
ささやかな願いが
泡になってしまおうと…
魚たちのLOVE SONGは
そうきっと存在するのでしょう
愛する誰かがいるのならば…
私たちに聴き取れない
消え入りそうな歌声は届いてる
募った想いを伝えている
瞳 閉じれば
聴こえるでしょう
遠いどこかで
広がる波紋を…
どんなキレイな感情も
水の壁が遮って
祈ってた奇跡が
力尽きてしまうように…
魚たちに言葉はある
お互いに会話をするのでしょう
自分の気持ちを形にして…
メロディーを口ずさんで
愛しさがその胸に運ばれる
恋の水音が響くように…
広い広い海のその片隅で
青い水面(みなも)に跳ねた水しぶきが
いくつも見える
あれは確かに
魚のデュエット
歌うみたいに泳ぎ続ける
魚たちのLOVE SONGは
そうきっと存在するのでしょう
愛する誰かがいるのならば…
私たちに聴き取れない
消え入りそうな歌声は届いてる
募った想いを伝えている