酸素と海とガソリンと沢山の気遣いを浪費している
生活のため働いて僕は都会(まち)を平らげる
左に笑うあなたの頬の仕組みが乱れないように
追い風よさあ吹いてくれよ
背後はもう思い出
向かい風まで吸い込めたらやっと新しくなる
夕日も秋も日曜も沢山はない出会いも浪費している
行ったり来たり繰り返し僕は時代(ひと)によいしょする
あなたの眼には情けな過ぎて哀れに違いない
羅針盤(コンパス)よさあ指してくれよ
現在地を教えて
既存の地図を暗記してもきっとあなたへ向かう
あなたが元気な日はそっと傍に居たい
あとどれくらい生きられるんだろう?
行かないで!
追い付かせて
待ってあと少しだけ
生きているあなたは何時でも遠退いて僕を生かす