もう ずいぶん経ったなぁ
こんな時間に
現実感もない
寝不足になったような 感じで
天井を見つめながら 君の温度を思い出していた
多くを欲しがったら
揺らぐ バランス
崩した向こうには 僕らの抜け殻と闇
本当に堕ちていったなぁ
起き上がるのも イヤになるよな
大切にしたくて
言葉で縛って がんじがらめ
絡まった中には 君の影も見当たらない
守ろうとした 手のひらで
握りつぶしてしまうよ
ただ 君がいればいいのに
こらえ切れず こぼしていた
夜が少し 遠くなっていた
いつだって 茶化しては
からかいあっていた
はずなのに いつの間にか
冗談に聞こえなくなって
気付けば君は 泣き出していた
散々迷ってさ 君が選んだ
サボテンだって そう 簡単にダメにしてしまったなぁ
愛情を注いでいれば 花も咲くと信じこんでいた
思えばそうだ 僕は
鏡越しの自分を見ていた
君が見ていたのは
紛れもなく 僕だったのに
差し込んだ 月明かりは
僕の前で 消えてくよ
ぎこちなくてもいいから
そっと 抱きしめられたなら
夜がひっそり 座り込んでいた
守ろうとした 手のひらで
握りつぶしてしまうよ
ただ 君さえいればいいのに
こらえ切れず こぼしていた
夜が少し 動き出していた