限りない歩みの中進んで
最後まで滲まない強い跡 殘してさ
消えない傷を負って今日も深い夢を追って
葉わない願い宙を舞って降って
下らない問いにどうもこうもないって言ってさ
両手摑んで見つめて訴えたって
聞こえないフリ
揺らしたこんな靜寂に溢れそうなくらいに
詰め込んだ思いが
來ないでこっちの世界この先には
入れない全部飲み込まれそう、引き込まれそう
深い海の底まで
眩しい裏側に憧れそうなくらいに外から覗いている
すぐ先も見えない怖がりそうな
でも綺麗には見られたいな、みたいな
味気ない爭いの中縫って
忘れかけた罪だって苛(さいな)まれちゃってさ
相対(あいたい)する影を追ってなおも迂回して
行き交う人は毒を吐いて吸って
つまらない問いにどうもこうもないって言ってさ
知らないうちに通りすぎて一歩目
遅すぎた悔い
茹(う)だったあんな空気なんて今すぐに抜けて
気が付けば寒いくらいに
思ったふうに転ばない何もかもが
妬んだ導火線に火が點きそう、手が盡きそう
深い夢まで導いて
満ちない泡沫(うたかた)へさそわれそうなくらいにあなたと沈んでいる
この先も見えないと迷いそうな
でも憂いには惹かれちゃうな
いつまでも暮れない、落ちてく気付かない感覚、感觸、違和感
あと少し踏み出せばいいだけ
なのにどうして痛い、辛(つら)い、有り得ない
事ばかりなんだろう 振り返るのは止めてよ
分からないルールに縛られそうだ 暗い夜の淵覗いている
自由の効かない明日には全部
終わる気がしている
眩しい裏側に憧れそうなくらいに外から覗いている
いつまでも晴れない怖がる愛は
手も屆かない向こう側へ、みたいな