奪われるぞ パニックワールド
寸分の狂い無く 尚かつ簡単に
髪型を変えるように自分を変えたいや
月曜9時のドラマの話題より夢中になったのは
歴史的名盤聴き ジョン・レノンからジョニー・ロットンまで
学生の頃カート・コバーンを真似 左利きのギターをかき鳴らす
どんなに追いかけても あの人になれなかった
憧れの人に無くて 僕にあるもの
多少見つけたけれど やけに小さく見える
限界を知るのは辛いから 平凡で良い
「はい!僕 今嘘をつきました」
それじゃ足んない 名前無くしてくぞパニックワールド
突発的瞬間な恋の中で 最終的に捨てられる君は考えた
グラフイックアート コンパスでなぞるように変えてしまおう
先生ナタリー・ポートマンみたいな目にして
アンニュイな笑顔のクレア・デインズにしてよ ねぇ?
そしたら私愛されるでしょ?
違う 違うよ ダメだったのは その心意気
盲目の画家の絵を初めて見て 感じたこと
目に映る物しか信じない 君の絵には感じない
優しいだけで良い 後は何も求めない
「はい!ちょっと君 嘘ついたでしょ?」
名前を無くしていく夢へ
きっと彼も初めにあった 手のひらの上
それは小さな可能性に 水を与えて日を重ねてきた
憧れた人に無くて 僕にある物
今は小さく見えたって それを育てていきゃいい
何年か後 誰かの憧れになれて 無くても良い
「はい!僕今嘘をつきました」
俺が引っ張ってたい
もう一回この世に生まれ変わるとしたら
「ほかの誰でもなく自分になりたい」って言えるように