あの日の心の坂道は
揺れる木漏れ陽の中
恋とか呼ぶには幼くて
あなたの後を拗ねて歩いた
じゃあまたね
わざとぶっきらぼうに
言ってみたら
瞳から熱いもの
水玉模様の思い出は
光と一緒に影がある
大人の気持ちは
ずっとわからないよ
16歳
線路を見下ろす丘の上
あの都会(まち)は遠すぎる
私があなたを抱きしめて
行かないでって言えばよかった
迎えに来る
そんな(の)無責任だよ
やさしすぎる
あなたなんか好きじゃない
水玉模様の愛しさは
初めて出会った感情で
何かに満たされ
何か足りなかった
16歳
私の心の花は(花は)
目を閉じた空に咲く
「知らないうちに、涙が心に広がっていきました。
切なくて、切なくて、
その思いは・・・水玉模様でした」
水玉模様の思い出は
光と一緒に影がある
大人の気持ちは
ずっとわからないよ
16歳 16歳