車窓ににじんでいた あの夕焼けに
本当の気持ちも 誤魔化して溶かした
坂道の途中で迷ってた
時に訪れたさよなら
“いつかは”と思ったって
口には出せなくって
いつもふざけ合ったあの部屋
気づけば隣にいてくれてた
あなたが変えてくれたの
じゃあね。
今もまたにじむ空は
あなたとの日々を映し出す
泣いてないって 強がらせて
出逢った頃と同じ季節
もうそろそろ行かなくちゃ
描(か)きかけていた絵に色をつけて
泣いてないって 坂の途中で
さよならとありがと。
あの夏の歌声 覚えていますか?
土砂降りでもいいよ またいつか...なんてね
手を取り輪になって 目を閉じた
隣で感じていた鼓動が
こんなにも近くって
こんなにも遠いなんて
せめてまだあと少しだけは
あの花火が上がるまでは
あの歌を歌うまでは
笑って?
時計の針戻せたら
いつのどこに戻したいかな?
出逢いの日かな もっと前かな
でもいいの 今以上は無いから
振り向かないで行くけど
それはあなたのこと 好きだから
雨も降るよ 風も吹くよ
ただ、らしく 歩くよ
アルバムのページ開いたまま
思い出に彷徨う
探せば探すほど浮かんでくるのは
あなたと見ていた 輝くこの景色
今もまだにじむ空に
あなたとの日々が煌めいてる
泣いてごめんね ほらもうすぐ
出逢った頃と同じ季節
もうそろそろ行かなくちゃ
描(か)きかけていた絵が 好きだから
泣いてないで 坂を登って
ただ、らしく 歩こう
さよならをありがとう。