岬の先を
ロシアの貨物が
ゆっくりと通り過ぎてく
そのコンテナに
何を乗せるのか?
夢はどこへ向かうのだろう
その上空を旋回してる
たった一羽の渡り鳥よ
何度 陽が沈み 何度昇れば
遥か彼方の大陸に辿り着く?
ごめん アナスターシャ
約束を守れずに…
あの夜の僕には
勇気がなかった
ごめん アナスターシャ
君はまだ若すぎて
止められなかった
愛すことのその重さ
背負えなかった僕さ
僕の教科書に
走り書きをされた
知らない街のアドレス
もし逸(はぐ)れたら
ここで会おうと
君は未来信じていたんだね
今 この手にはチケットがある
国境越えたリグレットよ
何度 夢を見て 何度覚めれば
胸の痛みは跡形さえなくなるの?
いつか アナスターシャ
悲しみを訪ねよう
目に浮かぶ面影
心の迷路を…
いつか アナスターシャ
埋められぬ過ちの
傷口辿(たど)って
愛されてたその意味に
苦しむべきだと思う
ごめん アナスターシャ
約束を守れずに…
あの夜の僕には
勇気がなかった
ごめん アナスターシャ
君はまだ若すぎて
止められなかった
愛すことのその重さ
背負えなかった僕さ