黒がりの君はまだそこにいて
僕を見て少しだけ微笑んだ
水面に写るはケセラセラ己等(おのれら)
真っ向夜に不自然な僕に
打たれては只管(ひたすら)吐き出すは己
惨めに踊れ
憎しみだとか
欲望だとか
ただ心を乱す願い
嘘を紡(つむ)げよ
夜に目覚めよ
為(な)れ目下(もっか)の影法師
たち(逆再生)
叫べ愚かに
躱(かわ)せ燐DO錠(りんどうじょう)
絶望が狭間に
失せろ貧邪魔(ひんじゃま)
這って公平コヘイコ
返り子劣魂豪(れっこんごう)
絶世後(ぜっせいご)エゴ重語(えご)
蹴系(げっけい)ノリヲ美(び)
僕はただ君がただ欲しくって
全身が黒に侵されていく
たださたださたださ
本当に痛いんだよ
君が君が
笑わなくなって
でもさでもさでもさ
もう僕は黒いから
君のそばにはもう
いれないや
さようなら
全部君の所為にして
僕は逃げたんだ
偽善を歌って禅(ぜん)を捨て
振り散る生よ
欺瞞(ぎまん)の主体に敬(けい)をして
笑っていたんだ
飾らない君の喘鳴(ぜんめい)に
もう会えないままで