深く深く沈んでゆく
青い青い夜のなかで
まぶたの裏まどろみながら
あなたの海にもぐる
真夜中の部屋のすみ
月が夜を動かすたびに
あぁ あなたのこと思い出してしまう
いけないクスリのように
惹かれるほどに足をとられ
溺れてくような恋してたの
光の届かない静かな深海で
「大丈夫」と呟いて虚しく響いた
まっすぐ追いかけても
追うほど遠ざかった
笑った時垂れる目元
手を伸ばし触れたかった
深く深く沈んでゆく
青い青い海のなかへ
息ぐるしいまどろみから
私はまだ目覚めない
無機質な秒針の音
刻む 27時すぎの音
まどろみながらイヤホン手繰り寄せる
耳のなか流れ込む
やけにポップなメロディがまた
さみしさだけを際立たせてく
ねぇ 私が一番好きなこのアルバム
あなたも好きだと話していたよね
青い夢のなかで あなたの声がして
弾んだり転がったり泣いたり 心は忙しないの
神様は笑わないと知っていても でもでも…
まっすぐ追いかけても
追うほど遠ざかった
あの子だけに見せる笑顔
手を伸ばし触れたかった
本当は伝えたかった
怖くなって言えなかった
「好きでした」その一言が
ずっとずっとさまよっている
あぁ 好きでした 好きでした
好きでした 好きでした…