真夜中 二時過ぎ
何ももう通らない道を怯えた目で
野良猫が彗星みたいに渡ってく
終わらない傷があの子にもあるとして
いつか癒えるのかな
信号は点滅をするだけで
笑った顔や素敵さを知る度に
狂った顔が割り出されて
高鳴りは泥濘みの中
止まりかけるけど君を知る度また加速してく
だから
そばに居たいのさ、ベイベー
溢れる気持ちに素直になって
幸せに出来るんなら良いけど
歪なピリオドの恋で疼く傷のせいで
君をいつか傷付けてしまうような予感が
未だ拭えないから
傘を誰もが開く中で
何も気にせず君は進む
「こんなの雨なんて言わないよ」って
ピアスに滴る雨を見て
幸せになれる人なんだなって
瞳を急いで乾かして
言葉一つで僕らは永遠にもお終いにも近付けるけど
どちらなら君の事を幸せに導いてやれるでしょう
とぼけさせて
だけど
そばに居られたなら、ベイベー
優しさとわがままに挟まれて
何が何だかもう分からなくて
言う気の出ない言葉は喉を下って
窓に雨は鞭を打ってうるさくって
今日もここから出られないまま