逃げようぜ、果ての果てへと
誰もがきっと不安で
痛みに慣れて、
麻痺した心で
宛先も無く祈っている
形を成す日は来るだろうか
共犯者になろう
カナリヤはとうに鳴き始めてる
映画のようにはいかなくとも
僕らには理解者が必要だ
逃げようぜ、果ての果てへと
破けそうな心臓の鼓動より速く
汚された世界は捨ててしまえ
闇を裂いて息を切らす
僕らの逃走劇さ
正しさが人を殺して
誰一人でさえ
悲劇に気付かない
狂ってんだよお前ら全部
怒りに染まる
赤い春を征こう
温もりに飢え
ぼろぼろ
になってしまった僕らを
共犯者と呼ぼう
目の前の全部
燃やしてしまえばいい
逃げようぜ、果ての果てへと
破けそうな心臓の鼓動より速く
汚された世界は捨ててしまえ
闇を裂いて息を切らす
僕らの逃走劇さ
燃える街を眺めていた
僕らを赦せるのは僕らだけだ
立ち込める暗雲が
頭を支配していく
僕らを衝き動かすように
逃げようぜ、果ての果てへと
壊された未来を置き去りにして
永遠に思えた夜の闇
あの満月さえ振りほどく
僕らの逃走劇さ
どこまでも行ける気がしていた
水平線の先を目指す
僕らの逃走劇さ