鋭い瞳の奥
怯える僕は獣
吠える勇気も射止める力も
忘れたままで生きている
誰かと群れることや
愛想笑いは出来なくて
ただ共感のできる事だけ
味わって生きている
本物のその優しさが僕の中溢れたら
目の前のモノクロームの世界
愛で染まり始めるのだろう
凍った夜露垂れて
額を濡らした夜
目を覚ます森
闇夜のカラス
飛ぶ時を今待っている
醜さを隠しながら牙だけをむいた日々
もうそんな道化はやめにしよう
鬣は風に靡かせて
本物のその優しさが僕の中溢れたら
目の前のモノクロームの世界
愛で染まり始めるのだろう