思い出してほらまた笑ったり
君が話す一つ一つを
集めてはそっと隠したり
はじけとんだ赤い実も
走り出した電車が
彼方に着く前に
君には謝ろうと
手紙を書いたんだ
さよならも言えないのは
臆病な私だけだ
せめて今、本当の事
伝えようと思う
眠らずにずっと二人で話したり
君の背中に手を触れた
what did you say my dear,
are you kidding, flattery?
冗談だよ、この恋も
電車が停まった後は
私だけの世界
目を閉じ、一度だけ
君を、想う。
溢れた緑も、日差しを返す青も
君と二人なら何より
奇麗に見えたのに
停まりそうな電車が
彼方に着く前に
君から届いたんだ
I hope you'll be home soon
思い出してほらまた笑ったり
君が話す一つ一つを
集めてはそっと隠したり
はじけとんだ赤い実も
眠らずにずっと二人で話したり
君の背中につぶやいた
「さよならね、それじゃ、きっと明日ね」
本当になるなんて!
折り返した電車は
私の町に着いた
泣き笑い、手を振った
君が見えた。