誰も知らない この街を歩く
少し不安だけど 気分はいい
誰も知らない この街の夜は
無口な彼女にも優しい
誰も知らない 忘れてたメロディ
いつのまにかまた口ずさんでる
誰も知らない 忘れてた名前
なぜか思い出して笑う
何が起きたって
誰も助けてくれない
でも私 それでいいの
もしも淋しさのなかで
泣きそうになった時は
この街に 恋をするように
暮らしてみるから
誰も知らない 彼女の心は
企みと愛を隠している
誰も知らない 彼女の明日は
いつでも憧れの向こう
なかなか簡単に
上手くはいかないけど
でも私 強くなるの
煉瓦の倉庫街には
クラクション
夜明け間近 笑い声
自由と呼べるすべてに
出会える
もしも一人疲れ果て
泣きそうになった時は
この街に そう
恋するように
暮らしてみよう
昨日の私と今日の
私が そしてすれちがう
思い出と
ほろ苦い後悔をかかえて
もしも淋しさのなかで
泣きそうになった時は
この街に そう
恋をするように
暮らしてみよう