「知らないんでしょ?」
あの子の声が骨に響く
午前0時 痛い
唇の端だけ笑ってた
私のこと 嫌い?
私とあなたならどっちが
壊れてるの? 見せて
同じ鞄に同じ恐怖が
詰まっている ほらね
言い返せず俯く私
本当はね
笑ってたの
知らないんでしょ?
あの子を傷つけたいのに
ほめてしまう
こんなに こんなに 醜く笑うの
汚れているのに
その手をつないでしまう
私は 私は 静かな嘘つき
私なんて知らないんでしょ?
私なんて見えてないんでしょ?
あなたに笑いかけては心で
何度も殺すの
私なんて知らないんでしょ?
私なんていなきゃいいんでしょ?
あなたに笑いかけては心で
何度も殺すの
知らないんでしょ?
あの子に言いたいこと全て
呑み込んでる 痛い
私は上手く返事出来てる?
あなたのこと 嫌い?
くちびるを舐める仕草真似て
奴隷になる 見てよ
同じ明日に同じ恐怖が
待っているの ほらね
あなたの悲しい物語
本当はね
笑ってたの
知らないんでしょ?
あの子を知りたくないのに
調べてしまう
何度も 何度も 真っ暗な中で
惑わされるのに
その声を聞いてしまう
私は 私は 良くいる嘘つき
私なんて知らないんでしょ?
私なんて見えてないんでしょ?
あなたに笑いかけては心で
何度も殺すの
私なんて知らないんでしょ?
私なんていなきゃいいんでしょ?
あなたに笑いかけては心で
何度も殺すの
あなたが笑いかけても心で
何度も殺すの
知ってるんでしょ