あたしの一番は音楽で
もうずっと囚われているって事を
あなたに言えずに繰り返して
その度に、
確かにあたしは そう あの時
他でも無いあなたに恋をした
手に届かない距離が もどかしい
心臓の辺りがキュッとした
だけど今はもう手に届く距離にいるのに
あたしあなたに心から
好きと言えたことが無いでしょ?
あたしの一番は音楽で
もうずっと囚われているって事を
あなたに言えずに繰り返して
その度にメロディを紡ぎ出す
嫌という程に思い知る
裏切り者の 最低なラブソング
嬉しい事があった時には
決まって歌を歌いたくなって
悲しい事があった時には
真っ先に歌詞を描き殴った
握る掌は何故なのか あなたじゃなく
ギターを選んでる
あたしがあたしである以上、
離れられないのは音楽で
この先もきっとずっと変わらない
あたしでいられるあのステージで
感情を剥き出して掻き鳴らす
自分の一部を削り取る
あなた以外に 奏でるラブソング
嗚呼 嗚呼
この曲が描き上がる頃には きっとサヨナラ
嗚呼 嗚呼
この旋律の中であたし何度も何度も
あなたに恋をする
あたしの一番は音楽で
もうずっと囚われているってことを
あなたに言えずに繰り返して
その度に 心が壊れる
それでも一番は音楽で
捨てられず 追いかけているって事を
知ってて また出逢って 恋をして
その度にメロディを紡ぎ出す
嫌という程に思い知る
裏切り者の 最低なラブソング
嗚呼 最低なラブソング