
2025-11-21 · 日語/流行音樂
『未完成のソナタ』 終わりを拒む旋律が、静かに呼吸している。 ピアノの透明な響きに、シンセサイザーの微かなノイズが重なり、 まるで夜明け前の空気のように「生きている音」が漂う。 語りかけるような少し息を含んだ声は、 未完成であることの痛みと、美しさを抱きしめながら、 「生き続ける物語」を紡いでいく。 リアルストリングスが描き出すのは、壮大でありながら孤独な風景。 第一楽章の涙、第二楽章の闇、そして第三楽章の白紙—— それらはどれも「まだ続いている現在形」の音である。 『未完成のソナタ』は、 終わりを迎えなかったからこそ、 いまも息づく創作の証。 それは、作曲者がまだこの世界にいるから。