開けた窓をしのびこんだ
風が君の髪を揺らす
読み始めた本の途中で
眠りだした君を見てる
ステレオからやさしい声
せまい部屋を満たしていく
今にも手を落ちそうな本を
風がふわり捲っていく
君の笑顔に 君の涙に
恋の栞をはさみながら歩いていく
夢がいつか覚めてもすぐに戻れるように
君と僕との隙間すきまに
恋の栞をはさみながら歩いていく
気まぐれでこの恋をもう疑わないように
出かけるのはやめにしようって
君が急に言いだすから
時が止まった部屋でひとり
何もせずに君を見てる
やけに香る苦い珈琲
君の分も入れておくよ
主人公の恋のゆくえ
夢の中じゃあどうなってる?
君の寝顔に 君の素顔に
恋の栞をはさみながら歩いていく
夢がいつか覚めてもここに戻れるように
君と僕との隙間すきまに
恋の栞をはさみながら歩いていく
ささやかな幸せをいつも忘れないように
途切れた
読みかけのストーリーが夢の中
君の言葉に 君の仕草に
恋の栞をはさみながら歩いていく
どんなときもふたり何も迷わないように
日々と日々との隙間すきまに
恋の栞を はさみながら歩いていく
このストーリーがいつまでも愛に包まれるように