一面に降り注ぐ
陽を浴びて息吹をあげた
たおやかに吹いた風が
そっと語りかける
見渡せばあいも變わらず
この場所で迎えてくれる
暖かなその景色に
なつかしゃ 淚こぼれて
いとしさが迂み上げる
寄せ返す波のように
搖れるまま 風に委ねて
晴れる日ばかりじゃなし
いつか雨はやむ
この世界に二つとない
かけがえのない贈り物
めぐり逢えた喜びに
なつかしゃ 命あるもの
すべて尊き光
今日の日に躓いても
何度も淚ながしても
人はそれでも
又 幸せを夢に見て
めぐり巡るその風に
感謝して手と手合わせた
仰ぎ見た空に祈る
なつかしや 淚の後に
見える空を描いて
まだ見ぬ未來(あした)のために