眠りの浅い朝の回路 埃にまみれてるカイト
フワフワの音が眠ってる そこはかとなく日④は続き
左利きの犬がまさに 片足引きずり笑ってる
太陽と空の間 静かに開いた世界に
憧れてしまったんだろうか
赤い煉瓦をそっと積み上げて
遠き日の魔法をかけてみる
丸い地球の裏側なら これで行ける
そして少年は一握りの
オレンジ色の砂を蒔いた
黄金色に輝く音を いつか奏でよう
ある朝の記憶も僅か
懐かしきワルツも遥か
カラカラと音が流れてる 無邪気に笑う人の影と
無情に唄う木④の合図 またとない色を手に入れる
太陽と空を抱いた 世界にほんの少しの
明かりを灯せるだろうか
赤い煉瓦をそっと積み上げて
もう一度魔法をかけてみる
幼さ故の過ちなど これで消える
そして少年は一握りの
オレンジ色の砂を蒔いた
黄金色光る夕暮れに 音を重ねよう