様々な出来事が
掲げた帆へと行方尋ねて
名も知らぬ人々の
喧騒の中 眠りにつけば
互いの眼に宿りし
夢を愁う灯かり
かけがえのない気持ちを
映す玉鏡
思い出せば幼心
翳りに似た下弦の月
追いかけては白と黒の
狭間に迷うだけ
愛しさとは何かを
私が聞いて貴方が応え
戸惑いを隠さずに
時雨心地の季節が過ぎた
互いの手を辿りて
夢を運ぶ灯かり
流れてゆく星達を
ここで見ているよ
数え出せば限がないと
何も知らないままでいい
終わりの日が来るのならば
せめてもの手向けを
悲しみは積もりいつしか
この空を覆いつくしてく
輝く全ての声を
生きてく意味さえも
思い出せば幼心
翳りに似た下弦の月
追いかけてはもう一度と
放つよ
数え出せば限がないと
何も知らないままでいい
終わりの日が来るのならば
せめてもの手向けを