作詞:秋田ひろむ
作曲:秋田ひろむ
食欲がないもんだからさ
別に小銭がない訳じゃないんだよ
君の横顔を見ていると そういう事を言いたくなるんだよ
もしも明日世界の危機が来て
僕が世界を救う役目だったら
頑張れるのにな かっこいいのにな
なんて空想だ なんて空想だ
そしたら
僕の亡骸 君が抱いて 泣きながら
「やれば出来るんだね」って 呟いて
いつだってヒーロー 笑われたっていいよ
人生は喜劇の 一幕の様なもんだろ
「ここはまかせろ」 とは言ったものの
どうすりゃいいんだろう 断崖のヒーロー
なんて言っても世界の危機なんて
そうそう来るもんじゃないんだけど
それなりの人生の危機ってやつは
僕なんかにも訪れるもんで
孤独になっても夢があれば 夢破れても元気があれば
元気がなくても生きていれば
「生きていなくても」とかあいつらそろそろ言い出すぞ
そしたら
絶体絶命の危機の淵で
起死回生の一撃は きっと怒りか悲しみだ
いつだってヒーロー 殴られたっていいよ
垂らした鼻血の色 田舎の根雪の白
連敗続きの 擦り傷だらけの
挑戦者気取りの 断崖のヒーロー
小銭数えて 逆算する人生も
追いつめられて 首括る人生も
もうよく聞く話しだ 驚かないよな
今が世界の危機かもね 誰も選んじゃくれないけど
頑張れるかもな かっこいいかもな
ここでやれるんなら 今がまさにそうだ
どうせ「世界よ終われ」と願っても
世界はくそったれのまま 続いてく
誰だってヒーロー そんな訳はねえよ
いわゆる掃き溜めの ありふれた有象無象
そこで負けねえと 言ったもん勝ちの
よくある強がりの 「いつだってヒーロー」
絶体絶命の 絶望的状況
それでも言い張るよ いつだってヒーロー