見たことのないものを見たいの…と 君が言って
街灯ひとつもない 夜に捜しに来た
まだ恋が足りないから 想いのすべてを伝えたいよ
まだ愛にはならないなら 今以上抱きしめるよ
蛍が飛んで きらきら光る
満天の星たちが舞い降りたように
蛍はまるで 小さな宇宙
夏の入り口を漂う 揺れて瞬(またた)いて
知らない君がいるよ 僕の瞳の中に
知らない僕がいるよ 君の瞳の中
その笑顔 僕以外の 誰にも見せないでいてほしい
君の世界の何もかも 僕がそう照らしていたい
蛍が飛んで 無数(むすう)に踊る
こんなにも淋しく優しい煌(きら)めきで
蛍はそっと 僕らを結ぶ
どれほど好きになったのか 知らしめながら
綺麗な水に 蒼(あお)い蛍飛び交う 生命(いのち)燃やして
朝など来なくていい 明日(あす)の息吹(いぶき)さえも 青空も要(い)らない
蛍が飛んで きらきら光る
満天の星たちが舞い降りたように
蛍が飛ぶよ 蛍が飛ぶよ
二人だけの月夜野(つきよの) せつなく飛んでる
どれほど好きになったのか 知らしめながら