言葉にならない「ごめんなさい」を
君に投げつけていた
困ったように 僕に言うんだ
「コーヒーをいれたよ」
だからごめん ついあんなこと言って
力任せな言葉 驚いてしまったね
大きな瞳 曇らせて僕を見た
まっすぐな視線に 見て見ぬふりをした
近くて遠い距離感を
埋める術を僕は持ってなくて
ただ目の前の自分のものが
冷めないかと気にしている
言葉にしてない「ありがとう」に
気付いていない君が悪いと思っていた
下がり眉毛「なんかごめんね」
そんなこと言わせてしまう
心にもない「大嫌い」を
ふいに投げつけてしまった後で
根拠もなく許すはずと
甘えてしまうんだよ
甘えてしまうんだよ