さよなら あなたはわたしのすべてでした
世界でいちばん素敵にみえた横顔も
もう会えない 胸にしまうだけ
優しくて切ない 想い出に変わるのね
あなたは最後も笑ってくれてたのに
わたしは涙がこぼれて何も言えなかった
「もう行きな」と手を離した
この恋は夢のように終わったの
ひとり見上げる東京の空
改札駆けるようにいそぐ背中
誰もわたしを知らなくて
でもね それなりに暮らせているよ
ずっと憧れてた新しい日々のなかで
ねぇあなたも どんな空と向き合って
生きているの
「いつかは僕らも大人になるんだよ」と
あの日のふたりは無邪気に笑っていたけれど
そんなときがくるだなんて
本当は信じたくなかっただけなのかな
誰かを愛して 誰かに愛されて
明日をつむぐの
そしてそれはあなたとだと思っていたけど
もうふたりは それぞれのこれからを生きていく
なんども考えていたんだよ
「そばにいてほしい」って言えてたなら
ふたりの未来 はぐれずに
ここでその手を握っていたかな
きっと いつの日にか ぜんぶ笑えるよだなんて
ねぇあなたも 風のなかに想いさえ
捨ててしまうの
「会いたい」なんてね 伝えちゃいけないよね
あなたの大きな背中も もうさがさないよ
いとしさだけ 過去にあずけて
ひとりいま この空に 手をのばした
憧れの将来(みらい)にみえていた
あどけない夢のきれはしを
ふたりは選んで それぞれにつかんで
もう戻らないと 決めたの
さよなら わたしは忘れはしないでしょう
世界でいちばんあなたのことが好きだったよ
もう泣かない もう振り向かない
わたしは 明日を生きていく 生きていく
さよなら さよなら 笑顔で手を振るから
そうだよ あなたも あなたの夢を生きてほしい
もうすべては はじまりにたどりついて
この恋は 夢のように 終わったの