帰りのバスが来るまで あとどれくらいかな
多分もうそんなにないから 言いそびれた言葉の山から
最後のピースは見つかるかな
今しかないよな 今日のオレンジの中
昇降口で振り返って いま何か言いかけたようだな
聞き返しても大丈夫かな
名前を呼ぶ声が聞こえてくる 多分誰かが君を待ってる
苦しいのは ここにあるのが 忘れられていく
グラウンドから聞こえてくる部活の声のどれか一つ
クラスメイトがいるけど どの声がそいつなのか 聞き分けることも出来ない
国道のフリクション 流行りのフュージョン 騒めきのどれかこれかに
なってしまうその前に ここに君がいるうちに この夢が覚めてく前に
あと少しだけ
ノートの片隅だと誰かが見るから 終わって切られたカレンダーの裏
こういう風になればいいなと思うの 絵に書いたあとで捨ててた
今しかないよな 今日のオレンジの中
多分もうそんなにないから 最後のピースやめた方いいかな
カレンダーの裏に任せようかな
偉い人が名前をつけていく どの気持ちも2、3文字にされる
苦しいのは 笑いながら 諦められていく
なんでもないよ 大丈夫だよ きっと笑顔でまた会えるよ
お願いだから今は そんな恐ろしい言葉 掛け合わないままでいさせて
逆さの蛇口 わら半紙飛行機 思い出のどれかこれかに
なってしまうその前に ここに君がいるうちに この気持ち消えてく前に
季節最後の 神社の音 ビニールの金魚 最後のピース
グラウンドから聞こえてくる部活の声のどれか一つ
振り返るためじゃなくて 明日のためでもなくて 今ここにしかない光
国道のフリクション 流行りのフュージョン 騒めきのどれかこれかに
なってしまうその前に ここに君がいるうちに この夢が覚めてく前に
あと少しだけ