満面の笑みで挨拶を交わしたそのすぐあとで
真顔で一人考えごとにふけっていたり
さっきまでと今の間に何あったのよ別人みたいに
急に感極まって涙流していたり
およそ普通の価値観や 一般的な人生観
じゃ友達も恋人も出来やしない
なのに君は 出会ってくれたろう?
当たり前みたいに笑ってくれるだろう?
間違いだらけの僕でも生きていたくなるよ
君の手に触れるそのたびに
困らせてばかりの 不甲斐ない僕だけど
ひとつだけ 君のことが好きだよ
本心を言えば嫌いだなって思う人ばっかさ
いいところ探せって言われても無理だな
同じ風にぼくを嫌う人を困らせないように
然るべきディスタンスを保ちながら生きる
誰にでも同じように バリア張ってグッバイ
深入りして傷付くのが怖い
なのに君を 帰さなかったろう?
他の人になんか見せられやしないよ
学園通りの坂道のカーブを照らす
点滅するだけの信号機
誤魔化して笑うならそれでいいから抱きしめさせて ぼくの胸で眠って
もう無いと思っていたよ この人生の中で
霹靂鳴り止まぬような恋
またねと手を振り別れたそのすぐあとなのに
もう会いたくて苦しくなる
誤魔化して笑うならそれでいいから抱きしめさせて 君のことが好きだよ