あなたに会いたい
言葉に出来ずに
この歌を唄うのです
近くにいるのに遥か遠く
互いに想いも伝えずに
知ってゆくことしか出来ないけど
それだけで良いと
虚勢を張るのです
好きな本や 音楽のこと話す
電話越しの声が少し眠そうで
あなたに会えない
わかっているから
余計に僕は寂しいのです
“いつかまたね”の繰り返しに
“絶対だよ”とは言えないまま
ベランダの先 胸が痛むほど
今宵の月が美しいのです
止められる程の
気持ちであるなら
きっと恋とは呼ばないのでしょう
あなたに会いたい
言葉にしたくて
この歌を唄うのです