揺られた風になびくまま
気付いたら
遠い場所まで来ていた
何処へいこう
…あてはないけれど
青白い月明かりにうつる姿
問いかけられる度に
振り出し
繰り返すだろう?
狂おしいくらい
追い求めるほど
ノイズがかる 呼び声
焦がれ燃ゆる 愛に
委ねて仕舞えば
朧(おぼろ)げな姿
――また逢えるかしら
応えて
夕凪のなかに 音もなく消えた
断ち切れない貴方の影 未だに
探してる
いつかは この手に戻ると
信じてやまない
ただただもう一度 鮮やかな朝
祈っては
ひらり 涙のように零れた心が
また Refrain
もう幾度と
味わってきたのでしょう
引き裂かれる 胸の痛みを
知っている
絶望を 知っている
その手に引かれるまま
溺れようとも
戻らないことはわかっていた
嗚呼…充分よ
見たくもない未来は
目を伏せればいい
心の影は 嗤う
それで救われると
…そんなはずないだろう
貴方と私は 鏡じゃない
行き場を失くした 想いも
掬い上げて そっと
共に在ったことを私はずっと
覚えていよう
紅く染まった波間さえ
立ち向かう証
ただただもう一度 透き通る夜
抱きしめたい
ふわり 貴方の笑顔が蘇っては
また Refrain
地図さえ初めからない
誰も奪えない海路(たびじ)だから
心の思うまま
ひとりではないのだと
呼ぶ方へ…
たとえば
間違いだらけの世界だとしても
ありのままに愛している居場所を
護りたい
繋いで この手に残った
希望という光
ただただもう二度と 離さないよう
見届けて
はらり 愛しい記憶は
胸に留めたまま――
Re:frain