30℃のアクリルの中 ブルーのネオンが輝く
君を見つめる 僕はサカナです
幾多のレースをかき分け 一番奥の切ない場所
濡れた欲望が滴るの
唇にチェリー 掬いあげるたび 濃厚な愛の粒が粘る感じ
大胆に這う指に 焦らすようなそぶり
僕を弄ぶ君
鉄格子のような 水槽を飛び出して
夢の谷間へ 吸い込まれたい
抱きしめあえば 満たされるのに
見つめるだけの行為
せっかくの色気なのに 隠したままじゃ勿体ない
君すら知らない 君をおしえたい
消えてはまた生え変わる バブルにまみれた鱗で
その肌を撫で回したいんだ
楽園の糸引き 呼ばれる一匹 夜に飲み込まれそうな感じ
僕たちの距離 ガラス越し6ミリ
覗く その飢えた瞳
くすぶった気持ちなら いっそ燃え尽きて
湧き出す想いごと こっちにおいで
禁断の雫で 溺れてみようよ
誰にもバレないように
違う世界で 君と出逢えてたら...
夜の光は二人のもの
鉄格子のような 水槽を飛び出して
夢の谷間へ 吸い込まれたい
抱き締めあえば 満たされるのに
今夜も叶わぬ 恋