この歩道橋 渡る途中
東京タワー見えなかったっけ?
あの頃の僕は勘違いしてたよ
世界のそのすべて見てると自惚(うぬぼ)れた
君が少しだけ前髪を切っても
誰より先に僕は気づいた
(言い訳みたいに)
愛は流されやすく
気まぐれで(勝手なもの)
寂しさが溢(あふ)れるから
そばにいて欲しいよ
都合いいかな
記憶の断片を
真実より美しく補正して
そんなこともあったと
いつの日か語りたい
残酷なくらい
ありのままの現実を見せようか?
(悲しくなる)
僕たちの別れと
答え合わせをした未来
正面の空に 確か東京タワー
僕らと並んで立っていた気がした
別のロケーションと勘違いしたのか
帰りの商店街の道
(僕の思い込み)
誰も悪くはないと
言いたくて(ただの運命)
ここからは見えなかった
愛が今 浮かんだ
幻みたいに
確かにこの腕
抱きしめてた君だけは嘘じゃない
振り返れば美化され
飾られた昔でも…
自分で何度も
書き直した思い出が切なくて…
(いつの間にか)
偽りはどこかが
わからなくなってしまった
愚かな結末
記憶の断片を
真実より美しく補正して
そんなこともあったと
いつの日か語りたい
残酷なくらい
ありのままの現実を見せようか?
(悲しくなる)
僕たちの別れと
答え合わせをした未来