作詞:秋田ひろむ
作曲:秋田ひろむ
今日が壊れて もう
お開きの時間だ
散らかった部屋出て
デッキで最後の一杯
君はまだ若い風を
シャツの裾に飼っていて
朝がやがて来るはずの
地平線をそっと撫でる
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり
ラグの模様が変わってら
ピザソースとビールで
時に汚した人生は
書き直したことにして
ふしだらな政治家に
怒るのは分かるけど
ワイン瓶で割ったテレビ
弁償はしてもらうぜ
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり
時に自分を失った気になるよ
抗うつ剤や手の温みや給付金や
不在届や自身の不在やいや
砂嵐 胸騒ぎ 今は亡き 十七歳
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり
読みかけスワン家のほうへ
ゴミ箱のコンドーム
便所で寝てる友人
いや、あんた誰だって
どこまでも行けるけれど
あえていかないって顔で
この世界に腰かけては
退屈と飲み交わした
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり
僕らの片手では
取りこぼしてしまうんだ
ほら、たった今落とした
車のキーみたいにね
「止めておきな、死んじまうよ」 君が可笑しそうに言う
「止めておきな、死んじまうよ」 確かにね 確かにね
時に自分を失った気になるよ
晴れた土日やアルコールやセロトニンや
深い眠りや海底は暗いやいや
砂嵐 胸騒ぎ 今は亡き 十七歳
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり
頭痛だけが残った狂熱
真夏に干上がるいつかの夢
散らばった野心と向こう見ず
微笑みと無防備な迎合
正しさは時々ヒステリー 線路の 朽ちてゆく枕木
五月の湿った土の匂い
影踏みというようより影踏まれ
片づけが終わってたら 朝が来たら
僕らはどこに 向かうんだろう
それはね それはね 君がつぶやく
「それぞれの人生に戻るの」
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり
馬鹿騒ぎはもう終わり