淀んでいた光はいま心をからかう
半透明な星屑を一面にばらまく
羽ばたく冬の鳥 荒立つ水銀の津波
意識の底で悩ます
いつかの理想が耳元でささやく
とうに剥がれ落ちた
色と別れどこかにたどり着くのか
いまも暴れ足宛き
雨の中で踊り方を僕らは探してる
重い足で引きずる影 少しでもあらがう
月明かりは瞑想的に砂漠を映し輝く
重なる肌と鼓動 瞬く間に巡る思考
沈黙すると永らく
感じていなかった感情に絡まる
息を合わせ触れる
君は片目を閉じてなにかを言おうとしてる
夜は流れ落ちる
雨の中で踊り方を僕らは探してる