バス停のベンチ 二人
「また明日」言えなくて
やり過ごすバスの数だけ
少しずつ 想いは募る
繋いだ手を離す瞬間
一度強く握り返す 右手
あなたに会いあなたに恋をして
ずっと想っているんだよ
一秒毎に変わる表情が
日々を彩る
となりあわせ オレンジの空
二人を包み込む この街で
微妙な距離感の日も
やっぱりね あるけれど
次どこに行こうかなんて
気づいたらもう話してる
薫る風に揺れる前髪
名前を呼びあえば少し照れて
ホントは最終バス見送って
ずっとそばにいたいんだよ
“一秒も逃さずに見てるから”
なんて言えない
未来はまだわからないけど
二人で歩きたい この街を
夕日がビルに溶けて
乗り込んだバスの音に途切れた
いつもの話の続き
また明日 聞かせて欲しい ずっと
あなたに会いあなたに恋をして
ずっと想っているんだよ
一秒毎に変わる表情が
日々を彩る
となりあわせ オレンジの空
二人を包み込む この街で