別れ際 ベッドの隅で
煙草の残り香を吸った
昨夜のダンスも一つわからず
困らせてばかり
芝居だらけのこのフォーリンラブ
刺し合っちゃって
愛を纏ったナイフ
気にしちゃいられない流血が
身体行き交ってそれで御休み
物憂げな夜に悲しくなれるのは
貴方を愛しているから
涙ぐむ様な月の形が
妖しく笑っては溶けて消えた
あの日も変わらず私 愚かに
タルトの残りを齧った
もう帰ってこないって分かってたのに
見ないフリしてばかり
怖いものだらけのメンタルで
愛を知っちゃって
後ろ指のパレード
ワレモノばかりの世界か
または異世界か 誰か教えて
非常識な夜に正しく生きるのは
何故かやり辛くて苦手
明日朝早く逃げ出さないか
そんな事を考えてた
物憂げな夜に悲しくなれるのは
貴方を愛しているから
涙ぐむ様な月の形が
妖しく笑っては溶けて消えた