揺れる鬼灯、淡き夢に
瞬く生命のアリア
然りとて此の世は徒然に
萌えては枯れる
もう歩けないと
木霊する泣き声
帝都の夜空に月は輝く
未だ争いを人は繰り返し
絶えず誰かしらを
上と下に分け隔てる
これ以上、大切な心まで
消したくない
今も誰かが叫んでいる
瞬く生命のアリア
愛し想い出を抱き締めて
燃やす命を
河に流した
あの人の灯籠
胸の奥底に
閉まった手紙
いつかまた何処かで
巡り合うのなら
違う出逢い方や、
違う答えを見つけたい
もう二度と、大切な人の手
離したくない
今も誰かが叫んでいる
瞬く生命のアリア
愛し想い出を抱き締めて
燃やす命を
揺れる鬼灯、淡き夢に
瞬く生命のアリア
麗しき月映す瞳
紅く染め上げ
燃やす命を