誰かが変な涙を
飲み込んで 呑み込んでいる
力がこの裏 悪意振り解いて
耳は聞こえちゃいない だが勇者は今
力は要らない 身に任せて
小さなこの手は今
愛してしまった全部全部
降りかかった呪いも全部
もう愛してしまった想いを全部
守れるほどの光を
何処からか舞った悲しみが
飛び交って 飛び交っている
失って また失って
膝をつき 息をしている
それは涙と対になって
悲しみと力となって
愛しさが何かを壊していく
そこは涙と対になって
懐疑が溢れ返って
この全てを背負った手を
愛してしまった全部全部
降りかかった呪いも全部
もう愛してしまった想いを全部
守れるほどの光を
誰もが求めた剣も
錆だらけで使えなかった
この誰かが残していったなまくらが
闇を塞いでしまう前に
愛してしまった全部全部
降りかかった呪いも全部
もう愛してしまった想いを全部
守れるほどの光を
力が伴う悪意振り解いて
耳は聞こえちゃいない だが勇者は今
力は要らない 身に任して
影は迫る “お前はなんだ”と