小さな恋を笹の舟に
乗せて流した暑い季節
江河に辿りつく日までは
あなたの事を想いましょう
漂う舟 後追う花
浅い川に映った
夕日が赤く泣いた心かばう
これから行くべき道の果ては
光で眩しく見えない
浮いては沈む心だから
また優しくなれるでしょう
夢の様にたださりげなく
流れていった笹舟を
今も時折 思い返す
宵藍(シャオラン)に染まる空の下
涙は出ない あの日の匂い
浅い川に映った
夕日は今も赤く心包む
これから行くべき道の果ては
光で眩しく見えない
色あせぬ過去があるほど
人は前に進むでしょう
漂う舟 後追う花
浅い川に映った
夕日は今も心に沁みたまま