なんだかんだかこつけて
みんなで集まったように見せかけた 夏の終わり
海っ縁に手を長く伸ばしてるみたいな防波堤で 今年 最後の花火
打ち上げ係に火を付けて きゃあきゃあ逃げるどさくさにまぎれて
あなたのTシャツの裾 やっと摑めただけ
あなたがすきです わたしはここにいます
もし一度でも大きな聲で言えたなら
この場整えてくれた 女友達にはほんと感謝です
情けない結果でごめん
その友達のひとりが橫からつついて気付く 彼の指に小さな火ぶくれ
そんなこともいつかあるかも 長く持ち過ぎてたバンドエイドは
出したら恥ずかしいくらい もうぼろぼろだった
あなたがすきです わたしはここにいます
もし一度でも大きな聲で言えたなら
ちっちゃい裁縫セットだって いつもかばんに入れてる
でもそうそう そんないいタイミングで ボタンなんて取れない
あなたがすきです わたしはここにいます
もし一度でも大きな聲で言えたなら
あなたがすきです わたしはここにいます
もし一度でも大きな聲で言えたら 何かは変わるの?
もしもし 聞こえますか? 神様でも未來のわたしでも
思い出を笑えてますか?
ただ臆病だった戀を笑えてますか?
戀人はいますか?
今と違う自分になれてますか?
・・・ここでアピール出來てもだめですよね・・・?