「ごめんね」 と今日も 心でそっとつぶやく
道を知らない君を連れて 遠まわり
少しでも そばにいたいから
君の知らない僕のウソで
あと少しだけ君のそば 歩かせてくれないか
「好きだよ」 って いつか言う為の 僕なりの苦肉の策だから
お願い 気付かないで いておくれ
君の手が そっと触れると 会話が途切れるから
今日は そんなタイミングで 言いかけた その時
さしかかる 踏み切りのランプが 右に左にウインク…
僕の声掻き消すように「ごめんね」 と今日も 心でそっとつぶやく
駅までの道を今日もまた 遠まわり
「またね」 と 手を振り去る君の 遠い背中になら 言えるんだ
虫の泣く様な声でしか 無理だけど…「好き…」 と 言った瞬間
突然君が 振り返るから僕は急いで 冷や汗顔で 手を振り返す
君はもう 僕の気持ちに 気付いているのだろか?
そんな事 きくわけにはいかない… 苦しいよ…
胸の中に宿るこの思いは 伝えるべきかそれとも
眠らせておくべきか Oh Oh ! !
「風がきもちいいね 海まで今日は走ろう」 と
僕の知らない道を2人 駆けていく
砂に重ねた 手のひら 気にもかけず
子供のように夢をなぞる 君がいる
「好きです」 と今日は 心でそっとつぶやく
ステキな恋ほど 臆病で 遠まわり
近道なんて 恋には必要じゃない
もっと大事な道を いつも 遠まわりしてるよ
「ごめんね」 と今日も 心でそっとつぶやく
道を知らない君を連れて 遠まわり
近道すれば 5分とかからないけど
駅までの道を今日もまた 遠まわり