ほらピンクのまんまる
空いっぱい広がる
キラキラが隠されてた
繰り返し遊んだら すぐそばで笑ってた
毒入りのケーキのカケラ
しんしんと花びらも
指先で冷たくふるえてる
小さな玉砂利が
足の裏くすぐる海岸で
ちょっと君を見て 海を見て
あくびして
プラスチックでがっかり
言葉だけ無邪気になる
ほらまた だまされてた
いらないものばっかり 大事なものばっかり
持ち上げてキョロキョロして
とんがったゴミの中
かたくなる身体をよせ合って
がんばって嘘つきで
それでいてまじめな告白に
ちょっと君を見て 海を見て
あくびして