ずっと、ずっと、ずっと
恋をしていた
これでさよなら
あなたのことが
何よりも大切でした
望み通りの終わりじゃなかった
あなたはどうですか?
友達にすら 戻れないから
私 空を見ていました
最後くらいまた春めくような
綺麗なさようならしましょう
それは
水もやらず枯れたエーデルワイス
黒ずみ出す耳飾り
こんな
つまらない映画などもうおしまい
なのにエンドロールの途中で
悲しくなった
ねぇ、この想いは何?
あなたが見据えた未来に
私もいたい
鼻先が触れるくらいに
あなたを見つめたい
張り裂けるほどの痛みを
叫びたいのに
私あなたに恋をした
花束と一緒に
ずっと、ずっと、ずっと
恋をしていた
晴れた日の朝
あなたのことが
どこまでも大切でした
言えないでいた言葉
交わしあった
笑えるくらい穏やかに
それはひどく丈のずれた
オートクチュール
解れていくボタンの穴
こんなチグハグな
舞台はもう締めたい
なのにエピローグの台詞が
言えなくなった
ねえ、あなたを見つめてた
どれだけ生まれ変わろうとも
意味がないくらい
どこか導かれるように
あなたと出会いたい
今更言いたいことなんて
一つもないのに
私あなたに恋をした
苦しさと一緒に
ずっと、ずっと、ずっと
あなたの腕その胸のなか
強く引き合う引力で
ありふれていたい
淡く青いメロディー
いかないで ここにいて
そばで何も言わないままで
忘れられない
くらいに抱きしめあって
ずっと、ずっと、
ずっと、ずっと、ずっと
恋をしている