誰も通らない道を探して
無理矢理独りになった
気づけば身体も重くなって
路地にすっと座った
光に群がる虫を払って
無理矢理独りになった
更新されないSNSを
ずっと指でこすった
感情の矛先は
見つかるはずもなくて
ただ独り ただ独り
独り 独り 独りだった
誰にも分からない
分かって欲しいわけじゃない
でも心の拠り所きっと探してた
あの頃
君と描いた
願っていた茜色の未来は
黒く染まっていた
影だけ残して
ふと携帯に映りこんだ
僕の顔が怖かった
一番近くにいたのに
気づけば一番遠かった
空虚な僕 満員電車
相性ほんと最悪だなって
そんなこと言っても
家帰れないし 改札へ戻った
感情紛らそうと
試しに試してみたけど
なにしても なにしても
なにしても 僕独りだった
巻き戻せるなら
巻き戻したいわけじゃない
でも君と過ごした
日々は消えないしな
あの日の
君の笑顔も言葉も
全て偽りだったのなら
涙もでないや
帰りたくもないな
もしあのまま一緒にいたとして
僕らが永遠を誓ったって
もう上辺だけの関係になって
たと思うよ
それでも謝る君を見るのは辛かった
終わりにしよ
「さよなら」じゃなくて
「またね」にしたいわけじゃない
でも今更 本音で話せる訳もない
誰にも分からない
分かって欲しいわけじゃない
でも心の拠り所きっと探してた
あの頃
君と描いた
願っていた茜色の未来は
黒く染まっていた
影だけ残して
僕だけを残して