もしも バラの花に棘が無かったら
どんな色の花びらを付けていたのかな?
全てを受け入れながら 誰かを傷つけながら
そうして 守るべきものに気付くのが
人生 淡い希望と深い影のコントラスト
その淵に浮かんだ今日を 生きているのなら
あとほんの少しだけ 陽の当たる場所へ
自分の足で 歩いてゆきたい
降り注ぐ時代の風を見つめて
流せない涙が作る微笑み
滲む空に話しかける
「明日が良い日でありますように」
ゆっくりでも良い 前を向いて
一歩も進めない そんな今日は
未来の君がもう 1mm だけ
頑張れる日の為の 雨宿り
ネジ山の磨り滅った ネジを力一杯
回した瞬間 二度と動かなくなったんだ
全てをバラバラに壊してしまうまで
ただの強さと勇気の区別もつかない僕等さ
ビルの脇 咲いてる シロツメクサ
次 誰か気付くまでここに居るかな?
踏み潰されて枯れるような
半端な決意じゃここには咲けない
湿った灰色の風に吹かれて
開かない花びらは土へと還る
狭い空をただ見上げてる
「明日が良い日でありますように」
降り注ぐ時代の風を見つめて
流せない涙が作る微笑み
まぶたの裏 話しかける
「あなたが元気でいれますように」
ゆっくりでも良い 前を向いて
一歩も進めない そんな今日は
未来の君がもう 1mm だけ
頑張れる日の為の 雨宿り
時は巡り 雨上がり