進化した人々よ
解の無い問いを抱いて眠る
忘れ方を知った象の群れ
乱気流宙に舞う北極熊
いま 空は鈍色
惑う十字路
雨に濡れた身体のまま
揺れる波の音 大地の温もり
それでもう十分満たされていたはず
なぜあなたは遠くの方ばかり見ているの
どこに行くかも知れやしないのに
祈りを始めよう
愛したものを信じるために
新世界 ここが最初 そして最後
永遠にあなたの帰りを待つよ
さあ 後悔や悲しみを超えたら 恐れず
歩みこそが存在 と告げよう
運命が溶け合い混ざる
形を変え続けながら
いつかの様に笑えるさ
そう すでに隔たりなんてない
目をつぶり 呼吸する
ああ 現在しかここには無くて